>福島敏雄

> イデオロギーは、一般的には「観念の体系」と訳される政治用語である。大のイデオロギー嫌いだった作家の司馬遼太郎は、このコトバを「正義の体系」と訳した。 イデオロギーが恐ろしい側面を持つのは、この「正義」のためなら、何をしてもよいという方向に転倒していくからである。